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⑸ステロイドの形態

更新日:2023年4月3日

クスリといえばほとんどの人が経口剤をイメージするのではないであろうか?

もちろん人によりさまざまであるのは言うまでもないが。ステロイドは大きく分けて2つの形態がある。経口剤、注射剤である。


経口剤 取り扱い、即効性のメリットがある。服用しておよそ90分程で血中濃度のピークに達する。体内をアナボリックの状態に保つには浪度を一定に保つ必要がある。このために 1日に 3-4回服用する必要がある。また体内から排出されるのも早いのでドーピングテストを回避しやすい。デメリットとしては必ず肝臓を通過するので肝臓にダメージを与える。(例外はプリモボラン錠また Andriolがある)

注射剤実は注射剤のほうが種類も多くてステロイドユーザーの大半が注射剤を使用する。

注射剤のなかでも脂溶性、水溶性に分かれる。注射の方法は全て筋肉注射であり静脈注射のものは一つもない。


脂溶性 ステロイドは水に溶けにくいものが多い。イメージ的には調理用の油に似ている。

非常に粘性があり、打ったところには違和感がある。打った個所から徐々に血液に溶けこみ、体内をかけめぐる。肝臓にダイレクトに入らないため、ダメージを与えることはほとんどないようだ。体内に長く滞留するので血中濃度を一定に保ちやすく非常に効果的である。エステルの種類によるが、だいたいが週に一度の頻度で注射する。滞留時間が長いので、排出するのに非常に時間がかかる。このためにドーピングテストで容易に引っかかりやすい。特に人気のあるナンドロロンデカノエイトは使用を止めて1年経っても代謝物質が発見される。つまりテストに引っかかるのである。定期的にドーピングテストがあるアスリートはナンドロロンデカノエイトは使わなようだ。


水溶性

これはほとんど種類が少なく、そして水溶性テストステロンなど1940年代に開発されたとても古いステロイドである。即効性があり、滞留期間が短い。このため毎日注射する必要がある。経口剤に比べ体にはやさしい。

なかでもテストステロンサスペンションは人気がある。



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