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Testosterone suspension

更新日:2023年4月3日


テストステロンサスペンション。唯一の水溶性のテストステロンである。ステロイドは水に溶けにくいためアンプルの中で水と分離しているので、使用の前によく振って混ぜる必要性がある。中に入っているのはエステル化されていないテストステロンである。

これは一番古いステロイドであり1940年代に開発されたものである。 これが第2次大戦中にドイツ兵に攻撃能力を高めるために投与された、またヒトラーも使っていたと噂されていたステロイドである。水溶性のため滞留期間が短く頻繁にほとんど毎日摂取する必要がある。このためもともと医療現場で男性ホルモンを補充しなければならない場合かなり負担が増えるのはいうまでもない。こういうわけで滞留期間が長いテストステロンエステルが開発されたのであろう。商品化されているのは、アメリカやオーストラリア、インドと非常に少ない。日本では入手も難しく使用しているビルダーもほとんど皆無ではないであろうか。

アメリカのビルダーの中ではテストステロンサスペンションはマス(筋量)ステロイドと認識されている。数あるステロイドの中でも最も強力でかつ最も早く効果のでる注射剤とされ非常に人気が高い。なぜなら水溶性のため打った直後に血液に溶けこむからである。例えばサスタノンの比較してみよう。サスの場合テストステロンレベルがピークに達するのに 2週間はかかるはずである。テストステロンエナンセートの場合も2週間は効果を実感するのに必要である。これらに対してサスペンションの場合は2日もあれば十分ピークに到達する。つまり使用した最初の一週間でかなりの効果が期待できることになる。デカやサスでサイクルを組んでいる人が最初の2- 3週間のみ経ロ剤を使うことがあるのも、効果の出るまでのタイムラグを埋めるためである。実際、サスペンションの同化作用はオイルペースのエステル化 されたステロイドとは比較にならないほど早く強力に現れるのである。

また非常に重要なことであるが、エステル化されているステロイドの重量はエステルも含んだトータルでカウントしていることである。例えば、100mgのテストステロンエナンセートは純粋なテストステロン100mgとイコールではないのである。エステルの重量を差し引くとおよそ72mg程度になる。500mg/week使用しているとはいっても純粋なテストステロンは360mgということになる。しかしサスペンションの場合はエステル化されていないので100mgは100mgである。つまり、同じ量ではサスペンションのほうが摂取量が多くなるということである。もちろんエステル化されているものも多めにとれば純粋なテストステロンの量の問題は解決できるのはいうまでもない。

このテストステロンの実際の使用法としてはこれをベースにしてステロイドスタックを組み、バルクアップに励む場合もあればコンテストの準備段階に使用されることも多いようだ。

コンテストではいかにハードに筋肉を見せるかが重要であり、このため男性化作用の強いステロイドが用いられることが多い。男性化作用を強めるためにテストサスペンションとダイアナボール、アナドロールを同時に摂取するビルダーもいるようである。

3種類同時に使用すればかなり水がたまりそうではあるが利尿剤を用いることにより、この問題は解決できる。多くのアマやプロが利尿剤により命を落した、また落しかけたのはこのためではないであろうか。

副作用は他のテストステロンと同様に非常に強く、主なものとして女性化乳房、脱毛、ニキビ、水分貯留、性欲の亢進と減退などがある。副作用を最小限にするにはノルバテクスやプロスカーがあげられる。また睾丸の機能低下に対してはサイクル終了時にHCG、クロミッドを使用しトリートメントする必要がある。


使用量 50-100mg/1-2日に一度



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