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HGH (human growth hormone)

更新日:2023年7月2日


現在の トップアマチュア、プロのサイズを獲得するためには必須のドラッグであろう。成長ホルモン、その名の通り肉体の成長を促すホルモンである。身長の伸びが止まっていない 10代前半に投与をすれば身長の伸びを促進する作用がある。実際、医療現場では成長ホルモンの不足による発育不良に多く使われている。また、欧米の富裕層では若返りの薬としてもてはやされている。

HGHについてはコストが一番のポイントではないであろうか。成長ホルモンに1サイクル(6-8週間) 10万円ほど費やすなら、それだけのステロイドを使うほうが筋量、筋カアップには効果があるであろう。なぜなら効果的な量を使えば、30-40万円かそれ以上はかかるからである。

確かに入手ルートにより価格はかなり差があるが、プロビルダーが年間200-300万円ほど費やしているのは決して珍しいことではない。それなりの効果を得るには多大な出費が必要なのである。ホディービルダーが手を出すドラッグではないかもしれない。通常GH単体を使用することはなくステロイドとスタックするのが一般的である。

そしてこれが相乗効果をもたらし短期間で驚異的な発達をもたらす。ここ数年のプロビルダーの巨大化はこれなくしてありえない。なぜならステロイドをスーパーヘビーに使用していたビルダーは80年代にはいたはずだ。しかし当時のプロと現在のプロのサイズを比較していただければ一目瞭然の違いがある。

HGHの使用方法(量、サイクル)の情報は非常に少ない。具体的な使用量もかなり個人差があるようだ。非常に幅があるように思われる。

サイクルは年間を通じて用いることも珍しくないようで、冗談ではないがお金が続く限りというのもまんざら嘘ではないであろう。

副作用も強烈でありステロイドよりきついかもしれない。具体的には末端肥大症、糖尿病、白血病、内臓肥大などである。

特に内臓肥大はビルダーとしては致命的ではないであろうか。シンメトリーが大幅に崩れるからだ。もともと骨太でサイズが売りのビルダーで蛙のような腹をしているのが多いのはコンテストの写真をみれば目に付くであろう。ちなみに元MR.オリンピアのドリアンもすごい腹をしていた。

また白血病になったビルダーもいた。95年MR.U.S.Aチャンピオン、デニス・ニューマンである。コンテスト優勝後から体調が悪くなり診察の結果白血病と判明した。彼はステロイドや成長ホルモンの使用を認めている。その後克服しプロコンテストに何回か挑戦はしている。

他の副作用としては成人がGHを大量に使用することに大腸ガンを誘発しやすくなることが報告されている。

HGHのメリットとしてはドーピングチェックに引っかからないことであろう。なぜなら、現在検出は不可能だからだ。このためトップアスリートは積極的に使用している。

ドーピングテストをパスするのはさほど難しい事ではない。ナンドロロン系の間抜けなドラ ッグは選択してはいけない。体から抜けるのが早いものを使う。経口剤や滞留期間の短いテストステロンを選択する。水溶性のテストステロンもベストな選択である。試合の2ヶ月前からステロイドの使用は止めてGHに切り替えればドーピングテストに引っかかることはないであろう。かくしてナチュラルアスリートが誕生する。


使用量 2単位ー4単位/毎日



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