アナボリックステロイド以外の薬物
ノルバデクス、抗エストロゲン製剤である。体内で上昇したエストロゲンをブロックする働きがある。アナドロールやダイアナボールやテストステロンのようなアンドロゲニック作用の強いステロイドは容易にアロマタイズしてしまう。つまり女性ホルモンに変換してしまうのだ。男性に置いては少量の女性ホルモンでも体には悪影響を及ぽす。ビルダーが最も恐れる副作用は女性化乳房ではないであろうか。乳首が女性のように膨らみだし、ひどい場合はミルクのような分泌物までも出る始末だ。ひどい場合は外科手術しこりを取り除くしかない。体内のテストステロンのレベルが高い場合に良く見られる減少である。二次成長の頃、(13–14歳)経験された方も多いと思う。
一般的にはアロマタイズを最小限にするためにステロイドスタックと併用する場合が多いがこれも非常に個人差が強く、テストステロンを1000mg週に使っても全く問題ない人もいれば、ダイアナボールを一日10mg、数日間飲みつづけただけでも女性化乳房になる人もいる。体質にもよるが年代的に10代後半、20代前半のテストレベルが高い人になりやすい。なりやすい人はアロマタイズしないドラッグをセレクトすべきであろう。例えば、デカ、プリモボラン、スタノゾロールなど比較的緩やかに作用するドラッグを使うのがベターであろう。どうしてもテストステロンにこだわるのならば量を少量、125mg程度かそれ以下(1アンプル=250mgのタイプが多いので半分かそれ以下となる)で使い経過を観察するのが良い。
ノルバテクスの投与のタイミングは乳首に痛みが出始めた頃に使い始めるのが望ましい。女性化乳房を恐れるあまり、ステロイドサイクル中に飲みつづけるのは良くない。というのはステロイドの効果が薄れるのと、ノルバテクスは安い薬ではないので経済的に負担になる。乳首に痛みが出始めたらステロイドの使用は中止してノルバテクスを投与して経過を観察する。あまり効果がなければ投与量を増やせば良い。全く改善がなければ専門医に相談したほうが容易であろう。ステロイドの副作用が悪化しそうならば医者に謙虚に助けを求めるのは決して恥ではない。ただし本当に専門医でナイト全く効果がないので注意が必要だ。女性化乳房が進んだ場合にはノルバテクスの投与は効果はなく外科手術が必要になる。この手術は保険が聞かないので高くつく。ステロイド使用のリスクの一つである。
使用量 10-20mg/毎日
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