7、
これは13週間とロングなサイクルである。スライド式にチェンジするのはステロイドが変われば、攻撃するレセプターが異なるという考えに基いている。
現在はパラボランの入手は困難なのでこれをカットしても構わない。また前半が非常に強力なアンドロゲンスタックなので5、6週目にHCGを5000単位摂取することを薦める。ノルバテクス、プロスカーも様子を見ながら摂取するのが望ましい。
8、
これは筋力、筋量アップに適したスタックである。サスタノンを500mg使うので5-6週間目から初期の2-3週間目と比較して性欲の低下を感じるかもしれない。これは睾丸の機能低下によって自身のテストステロンの製造に影響が出ていることを意味する。性欲の低下を感じたら、迷わずHCGを5000単位ほど摂取してもらいたい。急速に睾丸が元のサイズに戻るのが実感できる。副作用が強いのでノルバテクス、プロスカーも注意しながら摂取するのを薦める。
サスタノンの代わりに他のテストステロンエステル、またダイナボールの代わりにアナドロールを使うのも同様に効果がある。各ステロイドの量は各個人の状況や体質により増減しても構わない。量を半分にしても4種類のステロイドをスタックしているので、これで効果がないわけはない。WARの著者によれば平均的なステロイドユーザーの使用量はテストステロンエステルを週に500mg、ナンドロロンデカノエイトを週に200mg、ダイアナボールを日こ20mgとしている。ただし平均的なというのはある程度ステロイドサイクルを経験した人を指しているのだろう。ファーストサイクルでこれだけの量を使えば作用も確かに強いが、副作用もかなり強烈であろう。上記サイクルもある程度サイクルを経験した人向けといえる。
9、
これはもうこれ以上強力なステロイドスタックはないと断言できる最強のステロイドスタックである。筋力、筋量を最大限にアップを望む人にお薦めである。
現在パラボランの入手は非常に困難であるので、代わりにデカを代用しても構わない。ただし効果は幾分減少するであろう。強力なアンドロゲニックスタックなどで副作用も覚悟が必要だ。ノルバテクス、プロスカーはもちろん、HCGを4週目の段階で5000単位程摂るのが望ましい。もちろんサイクル終了後も瞬時に睾丸の機能を回復させなければいけないので必要である。アナドロールの代わりにダイアナボールでもそれなりに効果はあるが、この2つを比較した場合、アナドロールがダイアナボールより強力なアンドロゲニック/アナボリック作用がある事実は否めない。これは両者を実際に使用してみれば実感できるはずだ。しかし作用が強力な分、副作用はアナドロールの方が強い。レセプターの親和性が低いので大量に使用しなければならないので、肝臓へのダメージはかなり大きい。アロマタイズしやすく、また容易にDHTにも変換されるので、女性化乳房やニキビ、脱毛もダイアナボールより起こりやすい。テストステロンエステルとスタックした場合は一段と副作用がひどくなる。ダイアナボールの方がアナドロールと比較して副作用は穏やかといっても問題はないであろう。実際ほとんど多くのユーザーが深刻な副作用を経験することはないのである。
10、
このサイクルは、ステロイド初心者や女性、または副作用を最小限にしたい人にお薦めのスタックである。アロマタイズやDHTに変換することがほとんど起こらないので、副作用である、女性化乳房やニキビ、脱毛などは起こる可能性はほとんどない。また自身のテストステロンの製造にも深刻な影響を与えることもまずないので、HCGやクロミッドは必要ないかもしれない。念のために保険で準備しとく程度で良いであろう。サイクル中に性欲が亢進することもなく、精神に与える影響も少ない。経口剤のスタノゾロールを使うので肝臓に多少のダメージを与える可能性がある。他にはそれほど深刻な副作用あらわれる可能性は限りなくゼロに近い。 肝心の筋力、筋量アップの効果があまりないように思えるかもしれないが、そんなことはない。デカの筋力、筋量アップの効果も決して馬鹿には出来ない。アンドロゲニック作用の強いサイクルとは異なり、体内にひどく水がたまり、急激に体重増加が起こることはない。体重増加分は水ではなく、ほとんど筋肉や脂肪と考えて良いであろう。サイクル終了後に、水が抜けて体重が大幅に減少することもほとんどない。
経口剤のスタノゾロールの代わりに、注射剤を用いても良い。またスタノゾロールの代わりにプリモボラン・デポー(注射剤)を代用するのも人気があるスタックである。デカとプリモボランとのスタックによ最も安全なステロイドスタックと呼べる。
以上サイクルの具体例を紹介させていただいた。自分なりにアレンジするのも良いであろう。基本的には代表的なものをセレクトしたつもりである。
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