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⑹ステロイドの摂取の仕方

更新日:2023年4月3日


ASの摂取方法は年から年中取るわけではない。基本的にはサイクルのオンオフを繰り返す。平均的には 6-8週間摂取して同じくらいオフを取るというものである。なぜならば最初の数週間でレセプターが飽和するので、これ以上ステロイドを取っても効果が無いだけでなく副作用が出るだけであるからである。ハードトレーニングによりレセプターが増えるが、ある時期にくれば効果が減少していく。この場合他のASに切り替える場合もある。サイクル中は徐々に量を増やしていき終わりに近づけば減らしていくというピラミッド方式をとる。急激にホルモンが増えたり、減ったりするのは芳しくない。特に減るほうが良くない。ステロイドサイクル中はホルモンが正常値を越えるわけであるので、脳から睾丸に男性ホルモンを減らすように指令を出す。このためどんどん睾丸は退化していく。外見から見てもかなり縮まるのでわかる。最終的には完全に睾丸の機能が無くなる場合もある。

使用を急に止めれば体内からASが排出されていく。しかし睾丸の機能は低下しており正常に男性ホルモンを分泌できない。できるようになるにはかなりの時間がかる。一方、体内から薬が抜ければ体内のホルモンの量は正常値の下限を大幅に下回る。この状態をホルモンクラッシュという。この状態になると肉体的にも精神的にもダメージは大きい。倦怠感がひどく日常生活を送るのが非常にしんどくなる。精神的にはうつの状態になる。また筋力、筋量は減少する。



このようになるのを防ぐために斬新的に減らしていきASから離脱する。しかし通常はサイクルの終わりにHCGやクロミッドという薬物をつかい急速に睾丸の機能の回復をはかる。これにより体内のテストステロンのレベルを正常値に戻すわけである。ASユーザーで特に強力なものを使用する際は必須の薬物である。 HCGは性線刺激ホルモンである。医療の現場では排卵誘発剤として使われている。

女性の不妊治療薬である。男性には睾丸の機能回復に使われる。睾丸に男性ホルモンを作 るように働きかけるわけである。これは男性ホルモンのレベルを上げるとともに女性ホル モンのレベルも同時にあげてしまう。しかし睾丸の機能が著しく低下している場合は男性ホルモンのみしかあげない。睾丸が正常の場合は女性ホルモンのレベルも上昇するわけであるので女性化乳房を呈するばあいもありうる。このためHCG単体で筋肉増強剤として使用することはまずない。

クロミッドもほぼ同様の働きをする。HCGが注射剤でクロミッドが経口剤である。HCGのほうがクロミッドより急速に機能回復することができる。ホルモンクラッシュを防ぐためには急速に機能回復する必要があり、HCGのほうにこの点に軍杯があがる。2点を併用する場合もあるし単体で使用する場合もある。睾丸の機能の低下具合によるであろう。



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